2026年10月『レプロンさんのスープ』刊行記念イベントのお知らせ

『レプロンさんのスープ』との出会い

『レプロンさんのスープ』との出会いは2025年5月初旬、訳者の森敦子さんから届いた1通のメールでした。
まだKotobaya Booksの1作目『じかん屋テンペリア』を刊行する前のことです。


2025/05/09
件名:ご相談 La zuppa Lepron

先日、「板橋区立中央図書館 世界の子どもの本展」で面白い絵本を見つけ、
「これは、もしかして後藤さん、ご興味おありでは!」と思い、メールさせていただきました。
La zuppa Lepron
https://www.topipittori.it/it/catalogo/la-zuppa-lepron

2024年のIBBYオナーリスト、イラストレーション部門に選出されています。
さわり心地が想像できるような動物の絵と
19世紀末のポスターのようなデザインもとてもかわいいのですが、
私としてはストーリーに大きな魅力を感じました。
(中略)
「ほんとうの豊かさとは何か」と問いかける姿勢も現代らしく、またイタリアらしく、とてもいいな、と感じています。

Topipittoriに問い合わせたところ、現在の日本語版権はフリー、
下記の言語で翻訳されているとのことでした。

RUSSIAN, SPANISH, CATALAN, FRENCH, GERMAN, DUTCH, KOREAN, SIMPLIFIED CHINESE, COMPLEX CHINESE, ENGLISH, GREEK, CZECH, HUNGARIAN, PORTUGUESE (BRAZIL), TURKISH

御社ですでに出版計画がおありかと思うので、検討が難しくても、どうぞお気になさらないでください。
お返事急ぎませんので、どうぞよろしくお願いいたします。


Kotobaya Booksの1作目『じかん屋テンペリア』、2作目『アルトローヴェ ふしぎな村の物語』は、どちらも私がイタリアで偶然目にして、日本で翻訳出版したいと思った本でした。そして3作目、4作目……その先もずっと(出版社を続けられたら)そうだろうなと思っていました……というかまだ1冊も刊行していなかったので、あまり深く考えていなかったのです。
が、その後10日も経たないうちに、私は森さんに「もしよろしければ、少し先になるのですが、2026年9月刊行予定で進めるのはいかがでしょうか」というお返事をしました。(あとから、スープの話は秋らしくなる10月刊行のほうがいいかな、ということになりました)
今になって思うと、まだ1冊を出す前から、よく3冊目の決断したなー!!!2作目の制作費も必要、一般的な絵本よりページ数が多くて印刷費も相当かかる、かと言って資金があるわけでもないのに、どうするつもりだったのだろう???と不思議に(そしてちょっとこわく)なりますが、まあ、勢いだけはあったのでしょう。

そのとき私は、特に絵に惹かれたのか、それとも物語に惹かれたのか、おそらくその両方だったと思いますが、なぜかはっきりとはおぼえていません。でも原作を最初に読んだとき、「この本を森さんといっしょに翻訳出版したい」と感じたことは確かです。

その後、何か月も毎日この本の原作を見て、日本語版としてどんな本を作りたいのかを考え続けてきました。
もし今、なぜこの本を選んだのか、と聞かれたら、私はやっぱりこう答えると思います。

イタリアから受け継いだ『レプロンさんのスープ』を、森さんとじっくりコトコト作って、日本のみなさんに味わってもらいたいと思ったからです。


刊行にあわせて10月にイタリアから一時帰国し、東京、京都、尼崎でイベントを開催します。
また、名古屋では円頓寺商店街で行われる本のさんぽみちに10月17日(土)、18日(日)に初出店する予定です。
みなさまにお会いできるのを楽しみにしています!

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