
前回の記事のつづき、インタビュー編。
『じかん屋テンペリア』の作者ルカに会ったのはちょうど1年くらい前で、日本での刊行前だったので、いろいろ報告したあと、読者のみなさんからの感想や質問を伝えました。
作品制作中、作者とイラストレーターはお互い意見を言い合いますか?
僕の場合は、僕がまず物語を考えて、作品のイメージに合うイラストレーターに頼んで、というかたちで絵本を作るんだ。
頼んだあとは、基本的にイラストレーターにまかせているよ。だから僕が物語を書いているときにイメージした作品とはちょっと違うものが生まれることだってある。
意見を言い合いながら制作できるといいのかもしれないけど、イラストレーターにもそれぞれのスタイルがあるからね。この作品じゃないけど、「あなたの文章は、絵本にしてはすごく細かいところまで書いてあるから、絵を自由にイメージすることができない」って断られたこともあるよ。
ルカさんにとって、大切な時間とはどういう時間ですか?
この本が伝えようとしていることとは、ちょっと逆になっちゃうんだけど……僕には「ひとりでいる時間」が必要なんだ。
ひとりで本を読んだり、文章を書いたりする時間。そういう「ひとりの時間」があるからこそ、みんなと共有する時間も楽しむことができる気がするな。


ルカの話を聞いて、「自らに配分された時間を、自分のためにも、人のためにも、精一杯生きたいものです」という、池内了先生のあとがきの言葉を思い出しました。
そういえば池内先生も「僕はひとりの時間が大好きなんです。本を読んだり、文章を書いたり」と言っていましたよ。
