なぜこの本を選んだのか

2024年4月ごろ。
よく行く書店で本を選んでレジに向かうと、視界の片隅に、誰かがこっちの方を眺めているのが見えました。
「じかん屋テンペリア」のヴェットーレでした。

その約1か月後、イタリアのキャンプ場で、私は家族に「出版社をつくって、この本を日本で翻訳出版する」と宣言しました。

時間は世界中どこにいても、赤ちゃんでも、おじいさんおばあさんでも、お金持ちでも、そうでない人でも、
嬉しいときも悲しいときも、みんな同じように持っているものです。
一方、その時間をどう使うのかは、一人ひとり異なります。

子どもも大人も忙しい今、
急いで急いで、私たちはいったいどこに向かっているのでしょうか?

私がこの本をKotobaya Booksの第1冊に選んだというよりは、
あの日、あの書店の本棚で、この本が私を気長に待っていてくれたのかもしれません。

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