私が初めてイタリア語の授業を受講したのは、大学３年生のとき、言語学を学ぶために入り直した大学でのこと。
春休み明け、開講を楽しみにしていた私たち。けれどもローマ出身の先生がイタリアに一時帰国したまま、日本に戻ってこない。待てど待てど、春が終わっても現れず、音信不通。
急遽、大学が新しい先生を探して、夏休みにイタリア語の集中講義をしてくれた。
学生５人くらいと新しい日本人の先生。
その先生の教え方がとても上手で、なごやかな楽しいクラスだった。
今日、ラインのグループが残っているのを見つけて、『じかん屋テンペリア』ことを書いてみたら、みんな深く温かい言葉を返してくれた。過ぎ去った時への懐かしさと、今もこうしてつながっている喜びで、なんだか胸がいっぱいになった。
そういえば、クラスにはこの写真のイタリアの街と同じ名前の子がいた。
今度もし会えたら、その後、行くことができたか聞いてみよう。
