
きみが、偶然か、運命かはわからないけど、
このアルトローヴェと村人たちの物語を見つけたのさ。
2026年1月中旬刊行予定
ミケーレ・カッペッタ 作 モニカ・バレンゴ 絵
森 敦子 後藤 彩 訳
判型:B5変型(224×182mm)
発行:Kotobaya Books
頁数:80ページ
定価:2300円+税
ISBN 978-4-911676-00-4
上製本
小学校高学年から大人まで
学校司書で人気シリーズの生みの親、ミケーレ・カッペッタと
世界で注目を集めるイラストレーター、モニカ・バレンゴが贈る
イタリアから届いたファンタジー




あらすじ
シャックリ洋の大海原をわたり、ヘンテコ山脈をこえ、イライラ湿原やウネリ川、
ヒゲモジャ森の先へ進むと見えてくる村、アルトローヴェ。
おしゃべりなベラベラ村長、はたらき者のプラグマ、ヨロリ夫人、
悩める若者アドレナ、動物と植物を愛する親子ファウナとフローラ……
個性豊かな住民たちとふしぎな村のちょっぴりおかしくて、心あたたまる物語。
目次
この本を手にしたきみへ
いてつく寒さの村
ミニ竜巻がふきあれる村
海藻のはびこる村
妖精に侵略された村
光をもたない人びとの村
あとがき
作 Michele Cappetta(ミケーレ・カッペッタ)
1988 年イタリア・リグーリア州、ラ・スペツィア生まれ。トリノの学校、スクオーラ・ホールデンで創作とストーリーテリングを学び、現在は同校で司書としてもはたらいている。
本書の原著Altroveがデビュー作。イタリアではシリーズ続編も刊行されている。
養蜂、チェス、吹き替え、手話などいろいろなことに挑戦するのが好き。
子どものころの夢は、宇宙飛行士、ミュージシャン、昆虫学者、ジェラート屋さん。
絵 Monica Barengo(モニカ・バレンゴ)
1990 年イタリア・ピエモンテ州、トリノ生まれ。ヨーロッパ・デザイン学院トリノ校でイラストレーションを学ぶ。
2022 年にLo scrittoreで「ニューヨーク・タイムズ紙/ニューヨーク公共図書館最優秀絵本賞」を受賞するなど、
イタリア国内外で活躍。現在はモンテ・ローザの麓の村でくらしながら絵をかいている。
子どものころの夢は古生物学者と獣医さん。
訳 森 敦子(もり あつこ)
1985 年鹿児島県生まれ。東京外国語大学でイタリア語を専攻。訳書に『わたしの町ナガサキ 原爆を生きのびた柿の木と子どもたち』(共訳 工学図書)、『地球はどこまで暑くなる? 気候をめぐる15 の疑問』『だれが歴史を書いてるの? 歴史をめぐる15 の疑問』(太郎次郎社エディタス)など。
子どものころの夢は、まんが家か小説家。
訳 後藤 彩(ごとう あや)
1988 年愛知県生まれ。名古屋大学で言語学を専攻。2019 年より北イタリアのボルツァーノ在住。かつては北ドイツのブレーメンに住んでいたこともある。
翻訳・通訳業を経て、2025 年に出版社Kotobaya Books を設立し、第一作『じかん屋テンペリア』を翻訳出版。
子どものころの夢は、おまんじゅう屋さん、野球選手、世界をまわるカメラマン。
